医療健康>中国最古の医学書、黄帝内経の秘密とは！？現代語訳でちょこっと紹介！

黄帝内経(こうていだいけい)、医学書の最も古い古典です。
東洋医学を学ぶ上で欠かせないものでしょう。
黄帝内経は今から二千年以上も前に誕生しました。
今と違って車も機械も無かった時代に古代の人々は病気になったとき
どう対処し、どう生きたのでしょうか。
東洋医学に興味がある人はもちろん、気功や風水なども
深く関わってきます。
ではどういった本なのか、何故今でも語り継がれる
のか、この本の中身についてお話ししたいと思います。

むかし中国には黄帝(こうてい)という伝説の帝王がいました。
この黄帝と言う人と師の岐伯(きはく)が問答の形で
東洋医学の思想、養生について語っています。
冒頭の最初では黄帝が「昔の人は百歳を超えても衰えはしなかった。
今どきの人はなぜ五十才くらいで衰えてしまうのか？」と
質問しています。
師の岐伯は「昔の人は養生の事を心得、規則正しく生活をし、
無理はしなかった。」と答えています。
そして「今の人は節度をわきまえず、暴飲暴食など一時の快楽の為に
真の楽しみをすり減らす。だから５０才で衰えてしまう」と。

節度をわきまえず、暴飲暴食・・・現代でも当てはまるのでは
ないでしょうか。
これだけ医学が発達しているのに、昔の人の方が元気というのは不思議
ですね。このような形で黄帝内経は語られています。