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黄帝内経には養生法にて、病気に対する考え方が書いてあります。
これは今でいう東洋医学の未病の考えで、病気になってからの
治療でなく、病気になる前の予防法の大切さを説いています。

病気が発生してから治療法を講ずるのは、「喉が乾いてから
井戸を掘り、敵が近づいてから武器を作るのと同じで手遅れだ」と。
黄帝内経での養生法は面白いことに、季節ごとによって違います。
春夏秋冬の４つの季節ごとに養生法が異なり、自然の法則に則って
います。

現代では考えられないですが、昔の人は自然と共に生き、自然に教えて
もらい、気の流れをとても大切に考えていたと思います。
逆に言えばこの自然の規則に逆らうと病気になってしまうということを
よく知っていたのでしょう。
現代では医学が進歩しても病気の人は減っていないことを
考えると、黄帝内経には忘れてしまった大事なことがたくさん残され、
それを教えてくれる唯一の医学書かもしれません。